IBM SPSS Modeler(旧SPSS Clementine)を使ってみた


使い始めてもうすぐ1ヶ月くらい経つので、
感想など書いてみようかと思う。
ご参考までに。

IBM SPSS Modelerのメリット・デメリット

メリット

・簡単!

はじめはその独自のUIに苦労したが、
その点は入門セミナーでカバーされているので
比較的簡単に使い方はマスターできた。

・早い!

50万レコードでも直ぐに結果がでるので、色々と試行錯誤しながら
分析が進められる。早いは正義。

ちなみに、現在動かしているマシンスペック。

・Core i7
・メモリ 16G(当然64bit OS)
・HDD 500MB 

IBM社の営業の方にメモリは多いほどイイって聞いたので上記のスペックになってるが、
SPSS上でアプリに割り当てられるのは「4GB」までなので、8Gくらいで十分かと。
# 多いほどイイって言われたけど、実際は4Gまでしか使えないじゃんヽ(`Д´)ノ

・ラク!

データソースの切り替えがすごく楽なので、1ヶ月前と今月といった対象データや、
たくさんのプロジェクトのデータを横断して分析したりすることが可能。

地味だけど、これはすごく助かる。


デメリット

・情報がない!

とにかくマニュアルすら無いのと、使っている人が少ないからか
インターネット上にも情報が全くない!

躓いたりした時に聞く人がいなくて困ることしばしば。
# その分試行錯誤するので、かなり詳しくはなるが…

・ダサい!

出力表現が非常に不得意な印象。
20年前の大学の研究発表みたいなグラフしか書けない。

このままではあまりにもプレゼン資料で浮いてしまうので
エクセルにデータを持って行って、そっちで加工することにしている。

あと、Windowsでしか動かないのも…
Macで動いたらなー

・高い!

とにかく、導入コストが高い。

プロフェッショナルなツールなので、仕方がない部分はあるかと思うが、
直接効果がわからないマーケティングツールに
この値段はかなり上の人間が英断してくれないと、導入できないなーと思ったり。


導入してみて変わったこと

・技術者の負担が減った

これまでは分析というと、出して欲しい数字を技術者にお願いして出してもらっていたが、
今は購入ログとアクセスログを依頼して終わり。

その分、技術の方にはビッグデータを正確に取得したり、
各プロジェクトとの連携に時間を割いてもらっている。

・様々な切り口で試せる

これまでは技術者の人にデータをお願いしていたので、
依頼したデータ結果しか手に入らなかった。

しかし、ログデータしか貰わなくなったから
情報量がものすごく増えたのでどんどん深く調べることが出来る。

これは今まで無かった経験だったので、素直に楽しい。

・高度な統計の知識が身につき始めた

まだまだ絶賛勉強中ではあるが、
SPSSを使いこなすためには統計の知識が必須と痛感し、勉強するようになった。

しかも、数式をある程度意味さえ理解してしまえば、
本に書いてあることがすぐに試せるので、学習スピードが半端ない。

というか、勉強が楽しくてしょうがなくなる(笑)

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